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執筆者の写真Yoshie Sugai

柔軟性の大切さ

桜が満開で、風に舞い散る花びらにうっとりとする季節となりました。草花が芽吹くように私達も何かを新しく始めたくなります。仕事や職場が新しくなった方もいらっしゃるでしょう。


新しい事に取り組みには、柔軟性がとても大切になります。皆さん自分は柔軟性があると思われるでしょう?

実は意外に考えや習慣に固執している事は多いです。多分あまりにも普通すぎるので、自分はそれに固執しているとは思えないのでしょう。


「それは前例がないから」「それは無理だ」「それは間違っている」それらの言葉は、何かに固執しているから持つ考えです。そこには進歩や改革はありません。同じ事の繰り返しであれば、今は良くともいつかは誰かが先を越していき、取り残されてしまうでしょう。


何故、固執してしまうのか。答えは「楽」だからです。新しい事をしなければ同じ事の繰り返しで良いので、前例も確実性や安定性があるので失敗も少ない。こんな楽な事はないでしょう。何故なら新しい事には挑戦、苦労や失敗はつきものですから。


私の師範 杵淵先生は、門徒が技を間違えて、全く教えていない事をやってしまっても、相手に怪我をさせるような事でなければ否定しません。そればかりか「そういうのもいいね。」とおっしゃり、その技を新たな技として取り入れる場合もあります。何十年も同じ形で技を稽古していらっしゃったのに、私が女性として「これは痛いから嫌なのではないか?」「このやり方の方が女性は怖くないのではないか?」と提案し、変えた技も何個かあります。


先生の師範であられた望月稔師範が「技は進化すべき」とおっしゃっていられたと教えて下さいました。後世に伝えるために基本の形があり、それを習った上で、その人やその状況に合わせて変更できる柔軟さがあればこそ、技は進化していくのだと思います。


私のように身長が152cmしかなく、力も強くない女性や、70歳で初めて武道を始める方や小さな子供達など、それぞれの人や状況に合わせた技の形が必要なのだと思います。


仕事も柔軟さを持つ事で、進化し、そこからイノベーションが生まれるのだと思います。


4月8日(金)のK R Pで開催されるビジネスセミナー「Biz道 気」では、この柔軟性について、武道の2つの技を使い、頭と身体を使って楽しく学びます。是非ご参加くださいね!

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